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ドクターサポート通信

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アクセス解析を使ってホームページを改善する
流入キーワード〜指名型キーワード編〜

インターネットが広く普及し、ホームページを持っていないクリニックは少なくなってきていると思います。
ですが、ホームページを作ったから安心とお思いの先生もいらっしゃいませんか?

ホームページはインターネット上に公開した後も、クリニックの状況に合わせて内容の追加や変更ができる「生き物」であり、クリニックの開業と同様「作ってからが始まり」です。今回はアクセス解析ツールを用いたホームページ改善のポイントについて解説していきます。

ホームページの改善に役立つアクセス解析ツール

アクセス解析ツールとは、ユーザーがホームページへアクセスした際の情報を収集するツールです。具体的には、1日にどのくらいホームページが見られているか、検索エンジンで調べて来た場合どのようなキーワードで調べて来たのか、どのページがより多く見られているのかなどの情報を得ることができます。

ホームページの改善を行う場合、このアクセス解析ツールを用いることで、データに基づいたより効果的な改善が行えます。アクセス解析ツールは多くの種類がありますが、特に有名なのはGoogle社の無料アクセス解析ツール「Google アナリティクス」です。

アクセス解析の流入キーワードに注目してみる

アクセス解析ツールでは、ホームページを見に来た人のアクセス情報を収集することができます。
お手元にアクセス解析のレポートがある場合、照らし合わせをしながら読んでいただくと、よりわかりやすいかと思います。

流入キーワード(どのようなキーワードでホームページを見に来たか)を見てみますと、大きく分けて下記のようなパターンに分類されるかと思います。

  1. クリニック名が含まれるキーワード(例 「FPクリニック」「FPクリニック 火傷」など)
  2. 地域と診療科目や診療内容、症状を組み合わせたキーワード(例 「中央区 内科」など)
  3. 診療科目や診療内容、症状単体のキーワード(例 「火傷」「内科」など)

これらの分類を元に、今回は「1.クリニック名が含まれるキーワード」の分析を進めてみましょう。

クリニック名が含まれるキーワードで調べてきた
ユーザーは受診率が高い

クリニック名が含まれるキーワードは、指名型キーワードと呼ばれ、ユーザーは先生のクリニックに対してホームページを見に来る前からすでに関心を持っています。そのため、ホームページに辿りつき、内容に満足した場合はそのまま来院につながる確率は高いと考えて良いでしょう。

それでは、これらのユーザーに対して、ホームページを改善するとしたらどのような点になるでしょうか。検索エンジン対策(SEO対策)と、内容面の2つの点から見てみましょう。

検索エンジン対策(SEO対策)

クリニック名で検索を行った場合、同名のクリニックが複数ない限り大抵は検索結果上位に表示されます。そのため、特別な検索エンジン対策を行う必要はありません。

もしクリニック名で検索した場合に、クリニックのホームページが検索結果上位に表示されない場合は、ページ内にクリニック名の記載を増やすなどの対策を行ってみましょう。

内容面

指名型キーワードの場合、流入キーワードはクリニック名になるため、改善のヒントを得ることは難しいですが、指名型キーワードでホームページを見に来たユーザーは、ほぼ受診の意思を固め、最終的な条件の確認に来ている場合も多いです。その条件を満たしさえすれば受診の確率は極めて高くなります。

たとえば、自宅から通いやすい場所なのか、受診したい曜日・時間に診療しているのか、受けたい治療を行っているのかなどです。これらの情報の掲載漏れがあると、受診の意思を固めたユーザーが離れてしまう原因にもなりますので、基本情報は目につきやすい位置や、すべてのページに記載してあげるなど工夫をしてみましょう。

また、クリニック名と診療科目や診療内容、症状が組み合わされたキーワードがある場合、改善のポイントが得られます。

たとえば「FPクリニック 火傷」という検索キーワードでホームページを見に来たユーザーは、「FPクリニックで火傷治療を行っているのか」を調べにきていると考えられます。

つまり、FPクリニックのホームページに火傷治療の記載があれば、受診の可能性が高まりますし、逆にホームページに火傷治療の記載がないと、ユーザーはFPクリニックでは火傷の治療を行っていないと判断し、他のクリニックのホームページを探しにいってしまう可能性があります。
実際に火傷の治療を行っていないのであれば問題ないですが、もし火傷の治療を行っている場合、患者さまに受診していただける機会を失ってしまうことになります。

そのため、流入キーワードの中に含まれる診療科目・診療内容・症状が、実際にクリニックで行っている内容である場合、ホームページ上でも記載がしっかりされているかを確認してみましょう。

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