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医師のための開業用語集

開業用語「損益分岐点」

損益分岐点とは、経費=診療報酬となる、利益と損益の境目です。

経費のうち固定費とは、家賃やリース料など、来院される患者の人数に関わらず毎月決まっている費用のことで、変動費とは、検査料や水道光熱費など、診療報酬と比例して上昇する費用のことです。

人件費は、経営学などでは変動費として扱われることが多いですが、開業して間もない医院の場合は、固定費として理解していただいた方が経営判断をしやすくなると思います。
なぜなら開業直後の医院の場合、給与や労働保険など一定の負担は必ずありますが、残業代などの変動費(患者様が増え、診療時間内に終わらない場合、診療報酬も上がるが費用も上がる)の支払いはほとんどないためです。
損益分岐点を超え利益が上がるようになり、現状のスタッフだけでは人手が足りないという場合は、人員増を検討する事もあるでしょう。そのような水準に達した場合、人件費は変動費に入れて考えることになります。

開業当初の「損益分岐点」の理解としては、
経費(固定費+変動費)=診療報酬としてください。
会計管理上は次の公式で表現されます。

損益分岐点売上高の公式
損益分岐点売上高 = 固定費÷{1−(変動費÷売上高)}

クリニックの経営管理をする上では、会計事務所又は経営コンサルタントから提供される損益分岐点の数字を意識していただければ十分です。
普通のクリニックにおいては変動費となるものはあまり多くなく、固定費がほとんどです。

経費を上回る患者様が何人ぐらいかを意識して診療されることが大切です。

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